Q14:椎間板ヘルニアとはどんな症状なのですか?
A14:背骨は頚椎から仙椎まで椎骨と椎間板がつながって出来ています。軟骨の椎間板は繊維輪という硬い軟骨の囲いの中に柔らかい隋核という軟骨が入っていてタイヤのゴムと空気のようにクッションの役目をして重力を四方に分散させています。その隋核が繊維輪を破って飛び出した状態を椎間板ヘルニアと言います。
椎間板ヘルニアは頚椎にも腰椎にも出来ますが上半身を支える腰椎にしばしば出来ます。椎間板ヘルニアがある場合、通常その椎間板は変性、つまり老化現象を起こしています。そして、椎間板が変性すると椎間板の弾力がなく傷つきやすくなります。ですから同じ箇所を何度も傷めたり、治ってもまた痛くなります。老化で脆くなった椎間板内髄核が出っ張って神経根を圧迫するのです。
腰椎椎間板ヘルニアの分類では正中型が腰痛、片側型が下肢痛になります。椎間板ヘルニアになり易い年齢層は30歳代、20歳代、40歳代、50歳代の順に多く見られます。また、男女比では男性に多く、職業は軽作業・重労働問わず学生や主婦など全ての職業にみられます。椎間板の老化現象はヒアルロンサンの減少、コラーゲンの断裂で椎間板の中の水分が減少して、椎間板の弾力性がなくなってきます。さらに激しいスポーツや、重労働、姿勢不良、重心のアンバランスなども老化(変性)を促進します。
腰椎椎間板ヘルニアの症状でよく見られる症状の変化は腰痛から下肢の痺れ、下肢の痛みから下肢の筋力低下で、激痛を伴います。激痛のときは絶対安静が最も良い治療法で、鎮痛剤(内服、座薬)、筋弛緩剤、ステロイド剤や注射では仙骨硬膜外ブロック、選択的神経ブロック、椎間板内ステロイド注射、さらにコルセットを装着します。さらに症状が改善されない場合には手術もしなければなりません。

