• レーザー治療 腰痛

レーザー治療

腰痛、特に椎間板ヘルニアの治療には内服療法(消炎鎮痛剤、筋緊張緩和剤などの経口投与)と理学療法(リハビリテーションとして、牽引療法、コルセット療法、電気療法、低出力レーザー治療など)、さらには神経ブロック(抗炎症効果のあるステロイド剤と局所麻酔剤の注入などが行なわれています。 その一つにPLDD (経皮的レーザー椎間板減圧術)があり、体に負担をかけないレーザーによる腰痛治療として注目されてきています。PLDDとは皮膚を注射針で穿刺して細いレーザーファイバーの先端を椎間板に入れて、レーザーを照射して椎間板の中味を焼灼して空洞をつくることで飛びだしたヘルニアを元に戻すものです。

椎間板は脊椎間にある軟骨で、S字のような形の背骨は首(頸椎)、背中(胸椎)、腰(腰椎)の3つの部分と下部の仙椎(仙骨)とその先の尾椎(尾骨)との連結で成り立っています。 この骨同士の連結を支えて結び付けているのが椎間板で、クッションの役目を果たしています。椎間板の真ん中に髄核があり、その周りを繊維輪という軟骨組織が幾層にもとり囲んでいます。髄核はゼラチン状で、非常に多くの水分を含んでいるのですが、20代を過ぎてくるとこの水分が徐々に減ってきて弾力性を失ってきて、弾力性が弱まると同時にクッションとしての役割を果たせなくなり、外的な衝撃などにより線維輪に亀裂が出来易くなります。この亀裂の隙間から髄核が突出して神経を圧迫するのが椎間板ヘルニアです。

PLDD は局所麻酔をして、直径1.2mmの穿刺針を刺し、その中に0.4mmのレーザーファイバーを進入させ、導光させたレーザー光を椎間板の中に照射します。 レーザー光が照射された部位では高熱が発生して蒸散されその周囲は凝固されますが、それで椎間板の内圧が下がって神経圧迫が除去されます。このレーザー照射時間は約15~20分ぐらいで、手術全体でも30~60分程度です。術後は2~3時間程度のベッド安静後に歩いて帰宅することが出来ます。

このようにPLDD の利点は、非常に短時間で済むこと、局所麻酔下で可能なこと、日帰り手術であること、出血がなく傷跡が残らないこと、副作用が少ないことなどです。 しかし、PLDDには問題点もありますが、それを解決したのがアクティブファイバーで、多くの患者に利用されています。

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