普段から出来る腰痛対策
日常生活で立っていても座っていても姿勢が悪いと骨格や筋肉、さらには内臓に余計な負担がかかり、これが原因で体に悪影響が出てきます。腰痛や肩凝りの多くは姿勢の悪さが一つの原因だと考えられています。正しい姿勢は体にかかる負担が少なく、内臓の働きもスムーズになり、筋肉をバランスよく発達させ、関節や骨に無理なく体重をかけることができます。また、背筋をきちんと伸ばすことで全身に適度な緊張感がいきわたり、緩んだ筋肉を引き締めることができます。
正しい姿勢を維持するための筋群は抗重力筋ですが、この筋群は腹や背中、お尻や太ももの裏、ふくらはぎの筋で出来ています。この抗重力筋が重心をとりながらバランス良く働くことで正しい姿勢を維持することができるのです。普段から出来る腰痛対策として正しい姿勢を意識し、身に付けるようにしましょう。姿勢の悪さからきている腰痛は様々な腰痛治療を施しても、姿勢が悪ければまたすぐに腰が痛くなってきてしまいます。正しい姿勢を身に付けることが腰痛の何よりの予防・対策になるのです。
立っている時の正しい姿勢は両足の踵を合わせ、つま先は拳1個分あけて外側に向けます。頭を上に引っ張られるイメージで、背筋をきちんと伸ばし、軽くアゴを引き、背筋、膝をキチンと伸ばします。次に壁を背にして、踵やお尻、両肩と頭を壁につけてそのまま一歩前に出たその状態になります。この時に出来るだけ背骨のS字湾曲を保つように意識しましょう。また、長時間立っているときは、時々体を動かして姿勢に変化を与えましょう。
椅子に座るときは、お尻が背もたれに密着するように深く腰掛け、軽くアゴを引き、背筋をのばしてお腹をひっこめます。ひざがお尻よりわずかに高く、足の裏がぴったりとつくのがベストです。デスクの場合は体と机の間隔を握りこぶしひとつ入る程度になるように椅子を引いて座ります。また椅子の高さを調整しておへそと天板が同じ高さになるようにします。背もたれには寄りかかるのではなく、背中に当たっている状態にします。座敷や床に座るときは正座で座るようにしましょう。正座が出来ない時は柱に寄りかかるなどして腰にかかる負担を少なくしましょう。
歩いている時は背筋を伸ばして軽くアゴをひき、自然に腕を振って上体をまっすぐに保ちます。歩幅は踏み出した足が着地する時に多少ひざが曲がる程度にします。車に乗る時の正しい姿勢は基本的には座る時と同じです。さらに、寝る時の正しい姿勢はリラックスできる姿勢が基本です。寝床は背中やお尻が落ち込みすぎない適度な硬さを持ったものにしましょう。

